


Competition outline
コンペティション概要
【産学連携プロジェクト参加4者】
土井製菓株式会社
静岡県立沼津西高校
株式会社ジェイグループHD
中日本エクシス株式会社駿河支店
4者でオリジナルパッケージの土産販売を通じ、
地域の魅力を県内外に発信する取組みを実施しました。
Project member
プロジェクト参加4者紹介


静岡県沼津市に拠点を置く土井製菓株式会社は、1965年(昭和40年)に創業された地元密着の菓子製造会社です。  創業以来、和菓子・洋菓子を問わず、地域らしさを大切にしたお土産菓子の企画・製造・販売を主軸に歩んできました。 
この会社の特徴のひとつは、地元静岡の素材を活かした商品作りです。例えば、富士山麓で育った卵やミルクを使った焼き菓子や、静岡茶を使ったお茶まんじゅう、駿河湾の桜えびを使った塩クッキーなど、地域の風土を反映させた多彩なラインアップを展開しています。 
また、代表的な銘菓である 富士の白雪カスタード や 土井の田舎草もち のようなロングセラー商品を持ち、地元住民や観光客の間で親しまれてきました。 
製造体制にも注力しており、2019年には生産ラインの更新および工場の一部増築を実施。品質管理や衛生管理を徹底しながら、安定した供給体制と高いクオリティを維持しています。 
さらには、お土産菓子のOEM生産を含む多様なビジネスにも対応。旅館、ホテル、サービスエリア、駅ナカ売店、全国の流通チャネルなど、幅広い販路が整っており、地域銘菓メーカーとして確固たる基盤を築いています。 
総じて、土井製菓株式会社は「地域の素材と風土を活かした菓子づくり」「品質と安心への徹底」「お土産文化の継承と発信」という三つの柱を持つ、静岡に根ざした信頼ある菓子メーカーです。今なおその姿勢を守りながら、新しい挑戦を続けています。


静岡県立沼津西高校は、1901 年(明治34 年)創立の歴史ある公立高等学校で、2021年に創立120 周年を迎えました。
普通科に加えて「芸術科」を併置しており、「音楽」「美術」「書道」の三専攻をもつ点は、県内でも珍しい特徴です。
普通教育と芸術教育を両立させながら、地域との協働や社会に貢献できる人材を育てることを目指しています。
沼津西高校の書道専攻・美術専攻は、それぞれが「伝統 × 若い感性」「基礎 × 専門性」「学び × 表現」のバランスを丁寧に築いています。
書道では、古典の美と現代的表現の融合を追求し、美術では、デザインや絵画、彫刻など多様なジャンルを通じて自分自身の表現の幅を広げます。
また、地域との協働や産学連携、活動発表の場も多く、学校の枠を超えて「作品を見せる・届ける」経験ができるのも大きな強みです。
これにより、生徒たちは「技術を磨く」「考えを表現する」「社会とつながる」という三重の学びを得ることができ、将来のデザイン・芸術分野、さらには地域振興や地域文化発信にも貢献できる可能性を秘めています。
【書道専攻】
書道専攻は、古典臨書から現代書に至るまで幅広く書の技術・知識の習得だけでなく、書を通じて集中力や表現力、日本文化への理解など「人間力」の涵養、芸術を愛する心と技術力の両方を育成しています。
定期的に専攻展(卒業制作展、1・2年生作品展など)が開催され、大小あわせて約50点の作品が展示されています。部活動として書道部も活発で、全国規模の公募展への出品・入賞実績もあります。
【美術専攻】
美術専攻では、1年生時にまず基礎となるデッサンや水彩画、木版画などを学びます。教室での授業に加え、放課後や休日にも制作活動や部活動で技術向上と表現力の鍛錬に励むなど、生徒個々の芸術性を尊重する校風です。


清水PAという「場」と、それを支える企業の役割
NEOPASA清水は、新東名の中でも静岡の玄関口、東海道の要所として位置づけられるパーキングエリアです。2024年のリニューアルによって、売店/物販、飲食、休憩、地域情報発信など、さまざまな機能を備える「新しい旅のハブ」として生まれ変わりました。
その中で、ジェイグループHD のスーベニア・物産展店舗は、地域の色を映す“顔”として、訪れた人に静岡のお土産や名産を届け、中日本エクシス 駿河支店は、SA全体の運営・管理を通じて、安全性・快適性・利便性を確保。
地域と旅、人をつなぐ“清水PAのコラボレーション
ジェイグループHD は、豊富なおみやげと地元産品を揃えたスーベニアショップを通じて、静岡・清水の魅力を届ける役割を担い、中日本エクシス 駿河支店 は、NEOPASA清水全体の施設運営と安全・快適な旅の環境づくりを支える存在。
NEOPASA清水は、この両者の協力によって、単なる休憩所ではなく、地域の文化・産業を伝える“人と旅と地域をつなぐ拠点”として旅人も地元の人も、安心して立ち寄れる “地域と旅と食をつなぐ場” が実現しています。
この構造と企業の役割を押さえることで、本プロジェクト(地域菓子+限定パッケージ販売)においても、「地域産品」「旅の思い出」「安心と信頼の販売場所」を担保できる背景があることを、しっかり伝えられます。
Competition report
コンペティション レポート
学びと挑戦が交差したデザインコンペティションの舞台裏

物語が動き出した日 ― キックオフセッション
第一歩はワクワクとともに。

新たな“地域みやげ”を生み出すためのキックオフ会が開かれました。
高校生たちは、オリジナルパッケージを手に取り、実際に試食しながら味や見た目、ブランドの魅力を一つひとつを確かめながら、この地域だけの限定パッケージ制作に向けた一歩を踏み出しました。
書道専攻3年生による

力強さ、繊細さ、遊び心―
書がデザインに命を吹き込む瞬間
パッケージのビジュアル制作に先立ち、題字制作のコンペティションが行われました。書道専攻の3年生4名が参加し、食材の個性や食感、商品が持つイメージに想いを寄せながら、それぞれの感性を“書”という形に昇華。
力強さ、繊細さ、遊び心――いずれの題字にも商品コンセプトが見事に表れており、審査員一同、選考に大いに頭を悩ませる中で慎重な審査の末、今回は 栗田さん の作品が採用され、新たなパッケージの象徴として華を添えることになりました。


美術専攻1年生・30名、5グループによる

未来のデザイナーたちが描く“静岡の味”
ひらめきが形になる、デザイン挑戦の日
30名の1年生が、5つのチームに分かれ、未来の“地域みやげ”をテーマにしたパッケージデザイン・コンペに挑戦しました。
デザインに込めた想いを自らの言葉で語り、試作モックを手にしながら臆することなくプレゼンする姿は、このプロジェクトが育んだ確かな成長そのもの。
作品を通じて、彼らの創造の輝きを多くの方にお届けできました。
集中と熱量が生まれる制作時の様子

言葉と表現で
デザインに息が吹き込まれる
プレゼンテーションの様子


機能するデザイン”を探す選考の時間
商品を前に、売り場を想定した議論が行われた選考会議の様子

テーブルいっぱいに並べられたデザイン案たちを前に、企業スタッフの視線が集中します。「この色が良い」「ここはもっと伝わりやすく」活発な意見が飛び交いながら、商品とお客様をつなぐ“顔”が決まっていく。その裏側には、たしかに高校生の熱意が息づいていました。未来の売り場を想像しながら、選考会議は熱気に包まれました。

未来へつながるデザイン
結果発表の瞬間は、生徒たちと共に迎えました。




緊張と期待が入り混じる教室に、ドラムロールが響きわたり、ついに採用チームが発表されました。その瞬間、発表を受けたチームからは驚きと喜びの声が上がり、会場全体が温かな拍手に包まれました。
採用作品はもちろん、すべての提案に真摯な取り組みが見られ、参加者一人ひとりの成長を実感できる、すばらしい時間となりました。
採用デザイン


他4チームのパッケージデザイン案



企業様とのコラボレーション、さらに特産物のアピールを通じての地域貢献という非常に有意義な機会をいただき心より感謝申し上げます。生徒たちの制作意欲も大いに刺激されたことと思います。

芸術科書道専攻3年生が題字を担当し、美術専攻1年生がデザインを体験する授業として取り組みました。個人制作では学ぶことができない貴重な経験ができました。静岡県の特産について学ぶ機会にもなりました。
桜えび塩クッキーの販売がスタート
12/21(日)には
沼津西高生徒さん5名が来館され
試食活動をおこなっていただきました!
























